#07 腐れ擬似恋愛厨ども
俺もさすがに今回の件は応えた。かといって、身近な友人に「アイドルに失恋しました」なんて情けない相談を持ちかけるわけにはいかない。俺みたいな外道がファンサイトに押しかけて馴れ合うわけにもいかず。結局、憩いの場を狼に求めた。
それが間違いだったよ・・・・
なんじゃ、この空気は！！
半分以上は祭り気分で騒いでるだけなのは分かってる。俺が問題にしたいのは残りの半分、擬似恋愛厨どもだ。「ボクの○○ちゃんが穢れる、藤本はもう近づくな。とっとと脱退しろ」、まあこんな意見が大勢を占めているわけだ。
既に藤本は狼では辻加護矢口らと並ぶ大悪人扱いだ。前回俺が批判したとおり時期が最悪だったとはいえ、一度恋愛が発覚しただけでだ。
家族というのは、ヲタも含めての話だ。まあ、藤本が先にその絆を破って個人主義に走ったわけだが、それはたった一度の過ちで破れてしまうほどの安っぽい絆だったのか。
俺自身、無条件で受け入れるつもりはない。厳しさを持って迎え入れる必要がある。（具体的には次回述べる）加護のように再犯したときに、初めて勘当すればよい。
お前らのやってることは、お前らがあれほど批判した矢口と一緒だ。
矢口はファンの前に姿を現すことなく、ツアー途中で逃亡した。藤本は違う。逃げなかった。昨日、ヤンタンに出演した。もちろん、今回のことは一切事務所から口止めされているだろう。説明はなくとも、今後の藤本の態度を俺達は見ていけばいい。彼女が本当に反省したのかどうかを。それをすることなく、お前らは藤本から目を背けようとしている、逃げようとしている。矢口と一緒じゃねえか。
辻のときも思ったが、擬似恋愛厨の１８０度の手の平の返し方は、どうにも虫唾が走る。節操が無さ過ぎる。恥を知れ。
正直、俺も藤本のこと考えるだけで、庄司のにやけ面が浮かんできてつらい。だが藤本が向き合ってきてくれている以上、その目を逸らすわけにはいかない。
モーヲタよ、藤本から逃げるんじゃねえ！！！！！！
