#027 渦中の心境

年末の週刊AKBでの神企画「AKビータン」。グータンヌーボのオマージュで、私服姿のメンバーが素に近い状態でフリートークするコーナー。4回目となる今回の出演者は峯岸みなみ宮澤佐江柏木由紀。また渡辺麻友が途中参加した。
フリートークゆえにその時の参加メンバーの舵取りによって話の方向性がまるで変わってくるのが面白いところ。今回は話がシリアスな方向に流れる場面があった。


来年(2011年)の目標について。宮澤佐江は自分が大嫌いだと語る。前田敦子大島優子のようなトップメンバーと比べると自分に華がないと。峯岸みなみも同じように語る。
AKB48内では人気メンバーへのコンプレックスは珍しくない。同じグループとはいえ、前田敦子篠田麻里子などは神扱い状態。古くは旧メンバーの大堀恵、最近だと指原莉乃北原里英あたりが人気メンバーへのコンプレックスを面白く語ったりする。それらのメンバーに比べると宮澤や峯岸は根明な上にグループ内でキャラクターを確立し既に安定的な人気を得ているため、コンプレックスとは一見無縁に思えた。しかし、実際はそうではなかったのだ。常に順位付けされる人気商売の稼業ゆえに、否応なしにコンプレックスが育まれてしまうのかもしれない。


AKBの今後について。渡辺麻友は来年(2011年)には人気が降下していくだろうと予測する。これには驚いた。2010年大ブレイクし周りからチヤホヤされ、年若なだけに天狗になってもおかしくない。ところが全くそんなことはなく冷静なのである。どうやら周囲の大人たち(スタッフ)も一時期の人気として捉えているようだ。


同じ年の頃、オレはどんなことを考えていただろうか。厳しい世界に身を置いている彼女たちは、同世代から比べるとずっと大人であるようだ。